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舞台「悪魔と天使」観劇レポート [黒川智花] [智花ウォッチング]

今日が初日の舞台「悪魔と天使」を観てきました。会場は、横浜の神奈川芸術劇場です。もちろん、私の最大の推しの黒川智花ちゃんが、出演している舞台です。原作は巨匠手塚治虫氏(但し未完)で、手塚さんの生誕90周年記念の作品ということです。

ストーリーをあまりネタバレにならない範囲で簡単に紹介すると、大きな列車事故で本来死ぬ運命だった二人(一人は観月ありささんが演じる主人公)が、事故の現場で生命の山から生命のかけら(生命の石)が降り注いだために、一時的に生きながらえているという設定で、今後死なずに済むためには、他に生命の石を得たために生き延びている人たちから、その生命の石を回収してくる必要があると言われて、回収に向かうというお話です。

智ちゃんは、今回はかなり献身的でひたむきな感じの役です。生命の石への対応で、悪魔か天使のどちらかになるのかと思っていたのですが、そういう感じではなかったですね。かなり派手な演出が目立つ中で、智ちゃんの役は、衣装も地味目だし、役柄も地味ですが、他の出演者の中に埋没してしまわずしっとりとした存在感が輝いているのはさすがだと思いました。

列車事故のシーンなど、かなり派手な演出が目立つ作品ですが、ストーリーは意外に地味かなと思いました。しかし、より深く生きるとはどういうことなのかとか、自分の生き方を省みる機会になりましたし、非常に見応えがありました。思いも掛けない結末ということで、その結末を予め予想したのですが、今回はかなり当たりました[ウィンク]ただ、ストーリーが終わった後にもう一シーンがあり、それをどう解釈するかで、また議論がありそうです(笑)。

生命の石の回収に簡単に応じる人たちにやや違和感も感じました。生きるということにもっと執着して、もっとドロドロした展開になる方が自然な気もします。そういう展開も見てみたい気もしました。

主演の観月ありささんは、割と好きな女優さんですが、こういう舞台で見ると、長身ですらっとスタイルが良く、見た目だけでも非常にかっこよく見えますね。最初少しストーリーの世界に入りにくい感じも持ったのですが、2回目からはもっとよく鑑賞できそうです。神奈川公演、あと三回観劇予定です。
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